<両手に1本ずつオールを持つ>
スカル
ボートには1人乗り、2乗り、4人乗り、8人乗りの種目があります。一般に、大艇と言われる4人・8人乗りがメイン競技であり、特に8人乗り(エイト)は大学の名前を背負って戦うボート界の花形種目です。
他に「フォア」、「ダブル」もしくは「ペア」、「シングル」などがあり、漕手の人数によって名前が変わります。
また舵手(COX)がのれば「舵手つき」になり、舵手がいなければ、「舵手なし」になります。
人数の分類のほかに、漕手がもつオールの本数による分類があります。漕手1人につき、右手、左手に左右対称にオールを2本持てば、「スカル」種目、漕手1人につき左または右に、オールを一本持てば「スウィープ」種目という分類です。
<1人一本のオールを持つ>
スウィープ
ダブルスカル
(2×)
クゥオドルプル
(4×)
エイト(8+)
両手に1本ずつオールを持って、一人で漕ぐ種目です。ボート競技唯一の個人種目です。
シングルスカル
(1×)
ボートの最大の相手は大自然です。レースは川や湖で行われるため、天候や川の流れなど、自然環境のコンディションはときに敵であり、見方となります。相手が自然ということもあり、力さえあれば艇のスピードが出るものではありません。そのため、水という形が一定でないものを、いかにしてオールで掴み、少しでも速く艇を進ませるかはテクニックによるのです。
ボートは、技術と感覚のスポーツでもあるのです。そして、技術と感覚を極限まで磨き上げることにより、「水上のF1」と呼ばれるボートの凄さを実感できることでしょう。流れに負けず、水上を滑るようにして進む感覚はやみつきになる爽快感です。「風の向こう側」を体感してみてください。
戦う相手は大自然!
水上を疾走する最高の爽快感!!
ボートには1人乗り、2人乗り、4人乗り、8人乗り種目があります。1人乗り以外は複数で一つの艇を進めるので、動作をあわせなければ艇のスピードはでません。逆に、全員の動作がそろったときのボートスピードはヤバイです。これを体感すると病み付きになることでしょう。つまり、ボートは究極のシンクロスポーツなのです、しかし、簡単に動作をあわせることはできません。
同じ艇に乗ることになったクルーは練習からレースまでの期間、ともに練習を積み、動作と呼吸を合わせるため練習に励みます。皆で笑い、喜び、泣き、叫び、それらを乗り越え、クルーがひとつとなり、ひとつとなり、レースで勝利したときの感動は口では言い表せません。一生忘れらない思い出となることでしょう。勝ちという結果にいきつくまでには、様々な困難があるかもしれませんが、それを皆で乗り越えたときは、厚い信頼が生まれます。このような経験は大学でしかできません。ともに戦った仲間は、一生の友になることでしょう。
究極のチームワーク
そして最高の親友ができる。
ボート(漕艇)は大学からのスポーツと言っても過言ではありません。
そのため大学スポーツの中では、超メジャースポーツなのです。徳島大学ボート部の部員のほとんどが、大学に入学してから始めています。これは全国の大学も同様で、大半の部員が大学からスタートしています。だからこそ、ここで何よりも声を大にして言いたいのは、大学から始めても十分に全国で通用する選手になれる競技ということです。
これまでに運動経験がない人や、他のスポーツで良い成績が収められなかった人もボートで才能に花が咲き全国レベルになり、優秀な成績を残している人も稀ではないのです。中には、現在日本代表として世界で活躍する選手もいるほどです。要するに、がんばり次第で日本一も夢ではないのです。
ほとんどの人が大学からスタート!
だからこそ日本一になれる
1 ボートとは
試合は、全日本の大会は2000m、国民体育大会などは1000mで行われます。予選、準々決勝、準決勝、決勝と、勝ちあがっていきます。ほとんどの大会が3日〜4日間の日程で行われます。2000mレースでは、筋持久力が必要となります。
最初と最後の500mは無酸素運動であり、中間の1000mは有酸素運動といわれています。競技種目によってゴールタイムは異なりますが、およそ、6分〜9分でゴールします。この数分間でいかに最大の力を出し切り、レースに勝つかが勝負となります。
舵手つきペア(2+)
舵手なしペア(2−)